OZZFEST Japan 2013 に行ってきた

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僕が観に行ったのは2日目で、会場に到着した時はもう16:00を過ぎており、ステージではおそらく stone sour というバンドの出番だったと思うのだが、僕は中には入らずに、飲食エリアでビールを飲んでいた。

立て続けに2杯飲んで、3杯めいこうかどうしようか思案しつつ Twitter にワラワラ書いていると、同じく観に来ていると覚しき人々がいらっしゃり、その中でリプライをくれた人と来ている服を教え合って見つけたら声かけるよ、なんてやりとりをしながら、なんかこう、物凄く新鮮というか久しぶりのこのなんともいえないドキドキ感を味わいつつ、「ああ、おっさんになってもこういう感情はまだ出てくるのだな」なんて思いながらウブな気持ちをほんの少々消化したあと、これ以上飲んだら肝心な時に利尿作用が炸裂してどうにも辛抱たまらず悶絶したら具合悪いなと、はるばる大阪から新幹線に乗って泊まりがけで参戦してるにもかかわらず、開放感が爆発せずに冷静な気持ちになれた自分に感心しつつ、おもむろにトイレに並んだのがおそらく DIR EN GREY が演奏している時。

DIR EN GREY の音のでかさに少々戸惑いつつ会場に入り後方で待機。演奏が終わると彼ら目当ての観客と入れ替わるように前へと進み、服を教え合った人を探そうかなと思っては見たものの、あまりの大量の人に、「ここらへんにいます!」と教えてもらった箇所には辿りつけず、もうただただ人の並に流されるようにして漂着したのが、ステージ右手にある巨大スクリーンの前からちょっと後ろに下がったあたり。教えてもらった場所とは全然違うけど仕方ない。そして暑い。

人の流れがだいたい収まってきた所で、前へ来るときに見たあの指定席のやる気の無さに唖然とし、「ああ、指定券買わなくて良かった」とほっと胸を撫で下ろしていると左側のステージで始まる tool の演奏。しかしこれが全く見えない。巨大スクリーンがあるからそれ見よ、と思ってたら映さない。映せよ。

音と tool を観る人の歓声を聴きながらじっと耐えること1時間ちょっと。この時が一番辛かった。おそらくちょっと寝た。というか、寝れた。

そんな睡魔と戦ってちょっと負けたりしつつ、こんなに暑かったら死んでしまうのではないのか、と少々不安になってるところで、上空から定期的に降ってくる冷気。その冷気のおかげで、非常に暑がりな僕でも、その待ち時間を最後まで耐えることができた。

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これは予測していたことだが、Black Sabbath が始まると同時に押し寄せる大量の肉塊と温もり。もうこんなのは久しぶり。あれはそうだな、大阪南港の屋外イベントで見た「子供ばんど」の時以来かもしれない。その時はまだ少年に毛が生えた程度だったので、もみくちゃだろうがなんだろうが全然大丈夫で、むしろもみくちゃになりたい、グチャグチャのギトギトになりたい!というような意気込みだった。その後もなんかあったな。なんだったかな。Loudness の時もなんかそんなのあったな。あんまり覚えてないけれど。

そんな温もりに身を委ねつつ、「これ誰か倒れたら死ぬな」などと危惧していると、だんだん人のポジションもこなれてきて、まんべんなく配置が済んだような状態になり、人肌も感じなくて済むようになった。良かった。おそらく僕も汗臭くなっていただろうに、周りの人ごめんなさい。

さて Black Sabbath。セットリストを始めとするライブの模様なんかは、他にも書いている人が沢山いるので特に書きませんけれど、やっぱり僕が一番見たかった、そして実際にこの目で見て感動したのは、オジーのマイクさばき。いや、さばきといって良いのかどうなのかわからないけれど、具体的に言うと、マイクをマイクスタンドにはめるのかはずすのか、「どっちかにせいや!」と突っ込みたくなるあの動き、あれです。あれが僕は好きなのです。マイク持ってよたよたと前へ出て、戻ってきてマイクをスタンドにはめるのかと思ったらはめない。そしてまた前へ出るのかと思ったら出ずにまたマイクをはめる動きをする。けどはめない。マイクをスタンドに装着するのは、そうですね、ギターソロの時とか、間奏の時とか、要するに歌わなくていい時なんですけれど、そういう時はマイクスタンドにはめて。お客さんを煽るかその辺をウロウロする、ウロウロするというか徘徊する。そしてまた歌が始まるとマイクを持ってはめるようではめない、はめないようではめる、これを繰り替えす。ずっと。僕は Black Sabbath はおろか、オジー自体を観るのが初めてだった。

一旦引っ込んでアンコール。まさかと思ってたがここで Paranoid。そう、これで終わり。パラノイドを演るということは、「もう今日はこれで終わりですよ」と宣言したということだ。アンコール1曲で終わりだ。寂しい。パラノイドは嬉しいけど寂しい曲。

オジーが来年もどうこう言ってたと思うのですが、それが「来年も来る」という意味なのか、「来年もやったら来るか?」という意味なのか、僕にはそこまで聞き取れなかった。トニー・アイオミは癌を患っているからどうなるのかわからないけれど、特に痩せた感じはしないし、今現在のところは精力的にツアーをやっているみたいなので、来年と言わず、年末ぐらいにまた来てくれたら嬉しい。単独で。そして関西にも。

興奮冷めやらぬ僕は、翌朝の新幹線で帰阪した。Twitter の人とはもちろん会えなかった。

13 (Deluxe Edition) 13 (Deluxe Edition)
Black Sabbath

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5 Comments

  1. えじ

    こんにちは。
    今日は今まででも最高傑作に入る記事です。ありがとうございます。
    「子供ばんど」「オジーのマイクさばき」この語句でやはり僕と概ね同世代なのだということを確信しました。
    なのに野外フェスに毎年参戦する体力があるなんて凄いです。
    お疲れさまでした!

    • Sakutarou Yomogi

      えじさま
      過分なお褒めの言葉恐れ入ります。

      野外といいますか、これが本当に屋外の、しかも炎天下だったりしたら、さすがに僕も躊躇する、といいますか、行ったとしても人口密度の低い遥か後方で参戦してるところですが、今回は真夏ではなくしかも屋内でしたので、なんとか頑張りました。でも帰りはフラフラでしたよ(笑)

      同世代ということでまたよろしくお願い致します。

  2. mo_premera

    いやぁ、参戦されただけで十分かと・・・
    ぼくは「フェス」というものにいったことがありません
    たぶん「World Happiness」でもムリですw

    もう単独講演はムリなのかなぁ・・・ムリだろうなぁ・・・

    • Sakutarou Yomogi

      フェス系も、今回の参戦で真夏の屋外でなければなんとか大丈夫かも、というのがわかってよかったです。
      サバスも他の国では単独やってますしね、まだ望みはありそうですよ。

  3. Pingback: Ozzfest 再び | guitars.grrr

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