増税前の年度末進行の激忙期に、「これを無事に乗り切った自分へのご褒美に一本買うんだ…」という決意を固め、当然のごとくその激忙期を「シャっと」乗り切った私は、
「そうや、前々から欲しかった茶色い SGに しよう!」
と早々にターゲットを絞り、色々と調べたり調べてもらったりしたところ、なんかね、ロクなのがないの、今。「ロクな」というと語弊があるかも知れないけれど、平たく言うと
「普通なのが無い」
これにつきます。
まず、これだけは常時供給しとかないといけないであろう SG Standard。どんな商品でも、どれにしようか色々迷っても、とりあえずこれにしとけば間違いない的な物ってあると思うんですよね、いわゆる定番商品。高額商品でもなく、かといってコスト優先の安価な商品でもなく、中心的位置づけの品。それがまさに SG Standard だと思ってたのに、それがまさの MINI-ETUNE標準装備。スタンダードなのになんか最先端の機器付けちゃって、一気にスタンダード色が無くなった、的な。
別に MINI-ETUNE が悪いわけじゃないのですけれど、というか、前にも書きましたけど、こういう「自ら動く機器」は大好きなんですけど、それはそれで、中心となる定番商品がでーんと存在していて、そのバリエーションとして、このようなギミックを備えた機器が存在するのはわかるんですけれど、そのバリエーションだけになって定番商品が消え去った、という感じになっちゃってるのが理解不能なわけで、えーと、要するに、スタンダードは僕の候補からは除外されちゃった、ということなんですけども、あーでもこの色なんか凄い好きなんですけれどもなー。
あと、Tribute シリーズというのがあって、’70s Tribute , ’60s Tribute , ’50s Tribute っていう3種類あるんですけど、これにも茶色があってそんなに高くないし良いんですけども、それも MINI-ETUNE で、今回はそれいらないので除外。
それと、6万円前後で売ってる SGJ シリーズにも茶色があって、安いしこれでいいかな、と思って試奏させてもらったら、なんか重いし音が固いし、店の人に聞いたら、
「これネックがメイプルなんですよね、頑丈なんですけど…」
ということで、ネックシェイプも気に入らないし、なによりも重いのでアウト。重い SG なんて無理。
んで次に SG Special 出してもらって、これはネックシェイプも重さも言うことなしで、これもネックはメイプルやけど、音は SGJ みたいに固いこともなく、なかなか良い。
あとは、「これ弾いてみます?」なんてカスタムショップの高いやつ出してくれたりして弾いてみたりして「ええけど高いわ」なんて言いつつ、中古も色々調べてもらって、最終的に他店にあったスタンダードの中古を取り寄せてもらってそれを試奏してから決めることにした。
数日経ってから入荷の案内をもらって店に行き見てみたら、ネット越しで見た時はもっと茶色いのかと思ってたら、どっちかというとチェリーに近い色というかチェリーだったので、それはパスして、最終的に前回試奏した SG Special に決めた。
24フレットでコイルタップ付きのモダン仕様ながらも、ネックを握った感じが自分に合うし、軽いし、音も SGJ みたいなペンペラペんな感じがなくて良い。
で結局、「ご褒美に一本!」なんて言いながら、カスタムショップとかなんかそんな高いのが全く選択肢に入らない小市民的な自分が好きというか仕方ないというか身の丈に合っているというか、今年の2月以降中断しているバンド活動が(違うバンドだけど)そろそろまた始まりますので、これ持って張り切ってきます。
2014年バージョンの”SG スペシャル”!Gibson 《ギブソンUSA》 SG Special 2014 Desert Burst … |
良い色。ノンピックガードがまたいいですね。
ありがとうございます。ストラトはサンバーストよりも白とか黒が好きなんですけど、SGはサンバーストとか茶系が好きです。
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