今朝 Facebook 見てたら、Iron Maiden さんがえらく古い写真を載せたはるなあと思ってよくみてみると、1stアルバムから 3rd アルバムまでドラムを叩いていたクライヴ・バーさんが亡くなったと書いてある。写真前列向かって一番左のにこやかな兄ちゃんがクライヴ・バー。
クライヴ・バー氏はアイアン・メイデン脱退後、多発性硬化症を発症し、それ以降ドラムは叩いていないということで、病気を患っているということはずっと以前にどこかで読んだことがあって、そんな氏を支援するために、アイアン・メイデンがチャリティ・ライブ的なことを催して治療費に当てている、ということも、どこかで読んだ記憶があります。
アイアン・メイデンの元ドラマー、クライヴ・バーは他界しました。
我々は、クライヴ・バーが昨晩他界したと知り、ひどく悲しんでいます。
彼は、多発性硬化症と診断され、長年苦しんだのち、自宅で静かに息を引き取りました。スティーヴ・ハリスは言いました。「ものすごく悲しいニュースです。クライヴは、我々全員の非常に古い友人でした。 彼は、初期のメイデンに大変貢献した素晴らしい人で、驚くべきドラマーでした。
バンドメンバーと彼の周囲の人にとって、とても悲しい日です。そして、我々の哀悼の思いは彼のパートナーであるミミと家族と共にあります。
ブルース・ディッキンソンは付け加えました。「彼がサムソンを去ってアイアンメイデンの加わったとき、私はクライブに初めて会いました。
彼は偉大で、本当に十分な人生を送った人でした。
多発性硬化症で暗い日々を送っている時でさえ、彼はユーモアを忘れませんでした。
本当に悲しい日です。我々の思いはミミと家族と共にあります。
というわけで、残念ながらお亡くなりになられたわけなんですけれど、多発性硬化症について。
多発性硬化症(たはつせいこうかしょう、英: multiple sclerosis; MS)とは中枢性脱髄疾患の一つで、脳、脊髄、視神経などに病変が起こり、多様な神経症状が再発と寛解を繰り返す疾患である。日本では特定疾患に認定されている指定難病である。
症状は数多く、特定の症状が決まって起こるということはない。アジアでは視力障害が初発となることが多い。経過中に多く見られるのは運動麻痺、感覚障害、深部反射亢進、視力障害、病的反射などである。欧米では失調症や企図振戦が多いが、アジアではそれほど多くない。
運動麻痺
感覚障害
深部反射亢進
視力障害
視野障害
病的反射
括約筋障害
視神経萎縮
失調症
企図振戦
眼筋麻痺
嚥下困難
疲労
なんか大変な病気であります。身近なところでは、あの林家こん平師匠(身近じゃないけど)も同じく多発性硬化症であります。
久しく見てないな、こん平ちゃん。
アイアンメイデンがクライヴ・バーに対してどんなサポートをしていたか、について。
■クライヴは病気のせいで家のローンが払えなくなり、ホームレスになるところだったが、この寄付金のおかげで家の問題は解決できた。
■クライヴの特別な治療に必要なお金がカバーされた。
■クライヴに小旅行がプレゼントされた。
■クライヴの家を病気に対応して住みやすくするためにお金が使われた。
■スティーブ・ハリスの幼馴染やメイデンに関連深い人で、同じ病気にかかっている人たちのサポートもしている。
姫のお楽しみ袋 クライブ・バーの多発性硬化症基金についてより
治療費及び生活費も全てサポートされていたようですね。
そんなアイアンメイデン現行メンバーとクライヴ・バーとのステキ写真。
New Clive Burr interview and picsより
若くてピチピチしていた頃。
Former Iron Maiden drummer dies – Story – Entertainment – 3 Newsより。
確かね、デュランデュランなんかが載っているような雑誌に、アイドル的な扱いで出てたような気がする。なんていう雑誌だったかな、主にヨーロッパ系のヴィジュアル重視系のグループを取り上げてる雑誌だったけれど… 忘れた。
最後に、ポール・ディアノについてちょろっと書いた時にも触れた、僕が一番好きな初期アイアン・メイデンの曲を埋め込んで終わる。現ドラマーのニコ・マクブレインもいいけど、クライヴ・バーの重たい感じのドラムも良い。
Iron Maiden / Paul Di’anno | guitars.grrr
本日は初期3部作を聴いて過ごそう。